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岸田政権とワンセット 来年4月の国会選挙で尹政権は死に体か 室谷克実 본문

-미국 언론-/일본 언론

岸田政権とワンセット 来年4月の国会選挙で尹政権は死に体か 室谷克実

CIA bear 허관(許灌) 2023. 12. 25. 05:56

韓国の尹錫悦大統領(左)と、金建希夫人(ロイター)

 

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が苦境にあえいでいる。岸田文雄政権とワンセットといった感じだ。尹政権の支持率低迷は相変わらずだが、国会議員選挙まで4カ月もない時点で、与党支持率が野党支持率を大きく下回っていることが最大の危うさだ。

現状でも国会議席の3分の2は野党が占めている。来年4月の選挙で、野党が再び多数を占めれば、尹政権は完全に「レームダック(死に体)」状態に陥る。それは2026年大統領選挙での左翼政権復活に直結しかねない。

11月23日の本連載で「万博誘致に逆転勝利できなかったら、尹政権は奈落を見る」と予測したのが当たった。「サウジアラビアが先行しているが、決選投票で逆転できる」と政権は読んでいた。大統領と首相が、投票が行われるパリに乗り込み、財閥総帥も総出で「最後のお願い」をして回った。

が、結果は、サウジ119票、韓国29票、イタリア17票。決選投票にもつれ込むこともなく大惨敗だった。これが与党内に燻(くすぶ)っていた政権への不満を公然化させた。

「大統領には、どんな情報が入っていたのか」「万博ばかりでなく、大統領に国情に関するまともな情報が届いているのか」

といった猛批判だ。

金建希(キム・ゴンヒ)大統領夫人が、知り合いの牧師から高級バッグをプレゼントされたことも明らかになった。左翼メディアがバッグを購入して牧師に届けた。牧師は腕時計型の撮影・録音機に手渡す場面を収めた。

政権は「卑劣なおとり取材だ」と批判したが、受け取ってしまった事実は重い。

「かねて問題行動が多い金建希を、なぜ〝野放し〟にしているのか」との声が、岩盤支持層からも出ている。

政権と与党との風通しを悪くしている元凶と指弾された大物議員は「次期選挙不出馬」を表明した。続いて、与党代表も辞任した。

国民的人気がある韓東勲(ハン・ドンフン)法相を臨時執行部に迎え入れ局面を打開しようとの声が、与党内では大勢になりつつある。

しかし、保守系紙は「臨時執行部に誰が就こうと、大統領(の基本姿勢)が変わらなければならない」(12月15日)とする与党内部の声を大きく伝えるなど、厳しい視点を変えていない。

野党の民主党からは、新たなスキャンダルやさまざまな失言が飛び出しているが、18日に発表された世論調査(リアルメーター)では「与党・国民の力36・7%、野党・共に民主党44・7%」。韓国保守政権の危機だ。(ジャーナリスト)