韓国 民主統合党代表に李前首相

 

韓国の最大野党、民主統合党は９日、韓国北部高陽での臨時党大会で、盧武鉉前政権で首相を務めた李海●（＝王へんに賛の夫がそれぞれ先）氏（５９）を新代表に選出した。１２月の大統領選へ向け、党内候補の選出に加え、他の野党勢力との候補者一本化調整の役割を担うことになる。

　李氏は、世論調査で同党の大統領候補として最も支持率が高い文在寅元大統領秘書室長（５９）と連携。文氏は近く党内予備選への出馬を宣言する構えだ。

　ただ同党は文氏を前面に立てた４月の総選挙で与党セヌリ党に敗北。文氏では大統領選で勝てないとの見方から、民主統合党内では盧政権で大統領政務特別補佐官を務めた金斗官慶尚南道知事（５３）の待望論が拡大している。

　党代表選で李氏と最後まで争った金ハンギル元文化観光相（５８）は金知事に近く、代表選で存在感を示したことから、党の大統領候補者選びは当分混沌としそうだ。（共同）