露軍機がＭＤ網偵察 北が発射時に情報収集機飛行

 

                                                                  弾道ミサイルを探知する自衛隊のシステムとロシア機の飛行推定ルート

 北朝鮮が長距離弾道ミサイルを発射した際、ロシアの情報収集機が日米両国のミサイル防衛（ＭＤ）システムの運用を偵察していたことが１５日、分かった。北朝鮮からの発射時間帯の事前通報をもとに日本海で待機。日米のレーダー網が実戦モードで照射した電波の周波数帯や、ＭＤ運用に伴う自衛隊各部隊の役割分担に関する情報を集めたとみられる。日本海を舞台にした激しい情報戦の一端が浮き彫りになった形だ。

　偵察飛行を行っていたのは、ロシア空軍の電子情報収集機「ＩＬ２０」。防衛省によると、ＩＬ２０はこれまでにも日本周辺への飛来が確認されている。先月にも２度、日本海を偵察飛行しており、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進（スクランブル）している。

　北朝鮮のミサイル発射は今月５日午前１１時半。ＩＬ２０はその約３０分前に北海道沖から日本海を南下し、北朝鮮が設定したミサイルの１段目ブースター（推進エンジン）の落下危険区域の上空を通過した。発射時には、さらに南下したところで待機していた。

ミサイル発射を受け、探知・追尾のため、海上自衛隊のイージス艦３隻のＳＰＹ１、地上に配備した空自の２基のＦＰＳ－５、４基のＦＰＳ－３改のレーダーが一斉に照射。米軍も日本海と太平洋に２隻ずつ展開していたイージス艦、青森県に配備しているＸバンドレーダーを稼働させた。

　ＩＬ２０はＭＤでの各レーダーの電波の周波数帯、照射方法や探索パターン、レーダー同士の任務分担などを確認したとみられる。周波数帯を把握されると、妨害電波でレーダーが無力化される恐れがある。

　ＭＤ任務の際、イージス艦はレーダーの機能をミサイル探知にシフトさせ、航空機などを警戒する防空能力が手薄になる。航空機やほかの護衛艦のレーダーで防空能力を補完するとされ、ＩＬ２０は海・空自の部隊の連携などＭＤでの「戦い方」を把握。海自のＥＰ３、空自のＹＳ１１Ｅといった電子偵察機の情報収集任務にも注目していた可能性が高い。

　情報収集機が飛来した場合、訓練であればレーダーの照射を控える。だが、今回は北朝鮮の発射に対処する実任務だったため、自衛隊はレーダー網をフル稼働させざるを得なかった。

空自戦闘機はスクランブルで警戒し、ＩＬ２０は領空侵犯はしていない。ＩＬ２０は２、３時間にわたり、日本近海で偵察を続け、隠岐の島（島根県）付近まで飛行した後、ロシアに戻っていった。

　北朝鮮は発射当日、米中露３カ国に発射時間帯を事前に通報したとされ、ロシア空軍は周到にＩＬ２０による偵察飛行の計画を立てたとみられている。

 

http://sankei.jp.msn.com/photos/politics/policy/090416/plc0904160132003-p1.htm 

 

*일본 가와무라 관방, 조기경계위성 도입에 긍정적

가와무라 일본관방장관은 오늘 기자회견에서, 탄도미사일을 탐지하는 조기경계위성 도입 문제에 대해 긍정적인 생각을 나타냈습니다.

기자회견에서 가와무라 관방장관은 북한의 미사일발사와 관련해 일본은 미사일의 열탐지능력이 없어 최종적인 낙하지점도 확인할 수 없는 상황이므로 자민당 내에서 조기경계위성 등으로 미사일의 탐지능력을 높여야 한다는 의견이 나오고 있다며 일본의 안전보장면에서 우주의 이용은 중요한 시점이라고 말했습니다.

가와무라 장관은 또, 우주의 군비확장으로 이어지는 것이 아니냐는 우려가 있는 것도 사실이며 어느 선에서 멈출 것인가 하는 문제도 있다고 말하고, 평화헌법을 가진 나라로서 억지력으로서 우주에서 정찰기능을 갖는 것은 안전보장상의 한가지 방법이라며 국민의 이해를 얻을 수 있는 형태로, 그 능력을 높이는 노력은 필요하다며 조기경계위성 도입에 긍정적인 생각을 나타냈습니다.