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ブッシュ、ウォーカー、ルビオ…共和「3強」が目指す「強い米国」と「独自色」とは 본문
2016年米大統領選の共和党候補者が、18日から3日間にわたりワシントンで開かれた集会に登壇し見解を表明した。ジェブ・ブッシュ元フロリダ州知事、ウィスコンシン州のスコット・ウォーカー知事、それにマルコ・ルビオ上院議員の「3強」に注目し、集会での発言を中心に、米国をどこへ導こうとしているのか概観した。(ワシントン 青木伸行、加納宏幸)
■「敵に恐れられる米国」
3候補に共通するキーワードは「米国の指導力の回復」だ。中でもルビオ氏とウォーカー氏のタカ派ぶりが際立つ。
ルビオ氏は「同盟国に信頼され、敵に恐れられる米国にする。ロシアと中国は軍事力を増強しており、米軍の(予算などの)削減を反転し中国、ロシア、イランの脅威に同盟国と対処する」との青写真を描く。
保守派の代表格であるウォーカー氏は、イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」の掃討について「敵を打倒するために、より多くのことをしなければならない。オバマ大統領は軍の増強に後ろ向きで、勝利を確かなものにするために必要なことを妨害すべきではない」と、米軍の関与を強化する方針だ。
中国にも強硬で、「南シナ海で人工島を造成し『砂の万里の長城』を築いたことは、オバマ政権によるアジア回帰戦略が空疎である証拠だ」と厳しい。
一方、穏健派のブッシュ氏は「米国はどこにいるのか。外交を強化し、国家の安全保障に集中して同盟国を支援する必要がある」と主張するものの、踏み込んだ発言を避け、具体性を欠いている。
■「保守ぶり」アピール
共和党内の保守派には「ブッシュ氏は穏健すぎる」との懐疑論があり、ブッシュ氏も保守派に食い込もうと、保守ぶりをしきりにアピールしている。
「私は最も保守的で改革志向がある知事だった。知事時代には出産中絶の禁止法案に署名した。(同性婚により)伝統的な結婚を脇へ押しやるべきではない」
一方では保守派が反対する、不法移民に合法的な地位を与える改革を支持している。“右バネ”をきかせすぎれば穏健派の離反を招きかねないところに、立ち位置の難しさがある。
キューバ系のルビオ氏も、移民制度改革を支持する姿勢を保守派から突き上げられた経緯があり、最近は「移民法の近代化(改正)」に言及するだけで、口をつぐんでいる。
ウォーカー氏は、同性婚への賛意を表明しているヒラリー・クリントン前国務長官を強く意識しつつ、反対を唱えている。移民制度改革にも「不法移民に資格を与えていいとは考えておらず、支持者でもない」と、反対の急先鋒(せんぽう)だ。
■小さな政府で民間に活力
共和党の主要候補は減税や規制緩和で小さな政府を作り、民間の活力を生かすことで一致している。オバマ大統領とクリントン前国務長官が「大きな政府」を志向しているとして攻撃し、どの分野に力を入れるかで主張の違いを競っている。
ブッシュ氏は、「私は保守として小さな政府を信じている。そして、社会の弱い立場の人を第一に考える必要がある」と述べた。出馬表明でも、州知事として減税で雇用の創出や中小企業の活性化を実現したと主張。年4%の経済成長を目指すと公約する一方、低所得層の子供たちにより良い教育を受ける機会を提供すると強調した。
ルビオ氏は中小企業対策に力点を置き、大企業との競争力強化のための減税を公約。企業が負担感を抱くオバマ政権の医療保険制度改革(オバマケア)を「廃止して置換する」とした。
ウォーカー氏もオバマケア廃止を約束。全米の地域が成長することで「政府ではなく人々が雇用を創出する」ことになると述べた。
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