일본 경단련, 신임회장에 사카키바라 도레 회장 취임 선출

 

                                                                             일본 경제단체연합회 사카키바라 사다유키  신임회장(사진)

일본 경제단체연합회는 요네쿠라 회장이 2기 4년간의 임기를 마침에 따라, 3일 정기총회에서 섬유 화학 대기업인 도레의 사카키바라 사다유키 회장을 신임회장으로 선출했습니다.

사카키바라 씨는 아이치 현 출신으로 71살입니다.

사카키바라 씨는 항공기 등에 사용되는 탄소섬유 생산으로 도레를 세계 정상으로 성장시켰으며 사장을 거쳐 회장에 취임했습니다.

사카키바라 씨는 취임에 앞서 NHK등과의 인터뷰에서, "중국 및 한국과의 관계개선은 경제계에도 중요한 과제"라며, "현재 중단된 한국 경제단체와 대표회의를 재개하겠다"고 밝히는 등 민간 교류를 통해 관계를 개선해 나가겠다고 강조했습니다.

 

榊原経団連、政経連携に意欲　きょう発足　政治献金「年内に方向性」

経団連の会長に３日就任する榊原定征（さだゆき）・東レ会長は２日までに産経新聞などのインタビューに応じ、「イノベーション（革新）」を旗印に、政治との関係強化や他の経済団体との連携強化に乗り出す方針を表明した。かつては「財界総理」といわれた経団連会長の影響力を取り戻し、安倍晋三政権と二人三脚で日本経済の再生を目指す。

　「長いデフレから脱却しかけている日本経済の再生を実現させることが第１の課題。安倍政権と連携を取って、『未来創造型技術立国』を目指す」

　榊原氏はインタビューの中で、安倍政権が掲げる強い経済による日本再興の実現が、榊原経団連としても最優先課題になるとの考えを強調。「政治と経済がクルマの両輪」となり、さまざまな改革を推進していくことの重要性を指摘した。

　ただ、最近の経団連をめぐっては発信力低下を危惧する声が少なくない。トヨタ自動車など幅広い産業と取引関係を持つ巨大企業が経済界を束ねて影響力を行使した時代が去り、最近はキヤノンや住友化学など特定業界の有力企業のトップが、経団連会長に就任する時代が続いているからだ。

　榊原氏を支援する東レも売上高は１兆８千億円程度で、２５兆円を超すトヨタには遠く及ばない。榊原氏は１年後をめどに「榊原ビジョン」を策定し、運営方法の見直しなど経団連の自己改革を含めた発信力の強化に乗り出す方針を示した。

　その中核となるのが政治に対する影響力の回復だ。民主党政権発足を機に関与をやめている「政治献金のあっせん」を再開するかどうかの決断が極めて重要になってくる。榊原氏は「単純化するのは難しい」と慎重に検討を重ねる方針だが、「年内に方向性を出したい」と明言した.

また、榊原氏は「１９８０年代に経済大国を築いた国民のダイナミズム（力強さ）を再びつくり出す」とも述べ、社会保障制度改革や農業の国際競争力強化など、社会全体のイノベーションに対しても経団連が主導的な役割を果たすことに意欲を示す。

　そのためには、「大企業の代弁者」というイメージを払拭することが不可欠といい、中小企業を支援する日本商工会議所や経済同友会などとも連携を強め、経済界を一本化するような政策提言を目指す。さらに、地方自治体や農業団体などとも広く連携し、日本経済の知恵を結集する。（小島清利）