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韓國, 世界初の“オンライン”電気自動車を実用化 본문

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韓國, 世界初の“オンライン”電気自動車を実用化

CIA Bear 허관(許灌) 2010. 3. 21. 23:38

 

                                                   韓昇洙首相(当時)もオンライン電気自動車型のバスに試乗(2009年8月、KAIST提供)
 

 環境への関心が高まる中、排ガスを出さない電気自動車(EV)が注目されているが、「遅い、重い、長距離を走れない」といったEVのマイナスイメージを根底から覆す「オンライン電気自動車(OLEV)」が韓国で開発された。これまでの電気自動車は、車両に付いたコンセントと外部の電源をつないで充電していたが、新しく開発されたOLEVは磁場を発生する電線上を走りながら、無線で充電するというものだ。実用化されたOLEV第1号車が、レジャー施設「ソウル大公園」で運行を開始した。(ソウル 水沼啓子)

 オンラインといっても、インターネットを使うという意味ではなく、文字通り線上を走るという意味だ。OLEVは、韓国内外から高い評価を得ている国立特殊大学「韓国科学技術院(KAIST)」がこのほど開発し、世界に先駆けて実用化させた。

 OLEVは、道路の下5センチのところに埋設された電線から磁場を発生させ、その磁気を無線で受け、電気に変換して走るというもの。OLEVの車体には、エンジンの代わりに磁場を動力に切り替える装置が備え付けられている。

 大容量のバッテリーを搭載しなくても運行が可能で、製造費と充電時間を大幅に減らすことができるのがメリットだ。エンジン音や排ガスがまったく出ないのが特徴。

 ソウル市がこのほど、ソウル大公園内で運行される循環バスにOLEVを試験的に導入した。2・2キロの循環ルートの中で、停車駅2カ所と中間地点1カ所の計3カ所には、合わせて400メートルにわたって、道路の下に無線電気供給施設が埋設されている。

とくに問題がなければ、今後はソウル市内を走るバス専用道路でも、OLEVを導入する計画という。

 従来のEVは、通常の充電器を使った場合、フル充電まで数時間、急速充電器でも数十分はかかった。そのためバッテリーへの充電時間短縮がEVの課題だった。OLEVは、こうした問題を解決する画期的な電気自動車といえそうだ。

 環境対策に力を入れている韓国政府は、こうしたOLEVの技術開発を全面的に支援。OLEV開発のために、昨年は250億ウォン(約19億円)の予算を投入。今年も150億ウォン(約11億円)が投じられる。

 

                                       バス型のオンライン電気自動車。ソウル市内を走る路線バスへの導入も検討されている(KAIST提供)

                                                  李明博大統領も実用化前のオンライン電気自動車に試乗(2009年2月、KAIST提供)

                                                                   KAISTが開発したオンライン電気自動車(KAIST提供)

                                                                    ソウル大公園内を走るオンライン電気自動車(KAIST提供)