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台湾・総統選 中国国民党、「腐敗」争点化で与党揺さぶり図る
CIA Bear 허관(許灌) 2023. 12. 30. 20:42
来年1月13日投開票の台湾の総統選で、最大野党、中国国民党が与党、民主進歩党の汚職や不正を争点化し、足元を揺さぶっている。2期8年にわたる民進党の政権運営に一部で不満もたまっており、「腐敗」を批判することで票の切り崩しを狙う。民進党は清廉さを訴えているが、これまでに党員の不祥事が発覚。総統選では優位を保つものの、同日に行われる立法委員(国会議員に相当)選では苦戦も伝えられる。
国民党が批判を強めるのは、民進党の票田として知られる南部での不祥事だ。民進党の総統選候補者、頼清徳副総統(64)が市長を務めた台南市では3月、市議会正副議長の選挙で市議を買収したとして、民進党の市議会議長と副議長ら計10人が起訴された。
同市では他にも、元党中央執行委員の会社が廃棄物投棄で不正利益を得た疑いで摘発され、党の看板政策である太陽光発電事業で業者との癒着も発覚した。同じく支持基盤の強い南部・高雄市では男性立法委員の中国籍女性との不倫が判明し、立法委員選への出馬を取りやめる事態となった。
「民進党政権で腐敗が進んだ。中華民国を取り戻そう」。23日夜、台北市の総統府前で行われた国民党の大規模集会。総統選候補者の侯友宜新北市長(66)は馬英九前総統ら党有力者を前に語気を強め、政権交代の必要性を訴えた。

雨の中、詰めかけた約8万人(主催者発表)の支持者は「民進党は下野せよ」と連呼。50代女性は「長年の執政で民進党はゆるみ、傲慢になった。今こそ交代の時だ」と声を荒らげた。
一部メディアも「腐敗」が争点だとあおる。国民党寄りとされるETトゥデーが20日に発表した世論調査によると、何を選ぶ総統選かを問う質問で「清廉か腐敗か」との回答が66・4%と最多だった。「民主か独裁か」と「戦争か平和か」がこれに続いた。
不祥事追及の攻勢をかける国民党に対し、頼氏は「ゴキブリを一掃する」と不正を許さない姿勢を示した上で、逆に国民党の「腐敗」を猛批判。中国からの「黒い金」で選挙票を買収しているとして「(国民党の)腐敗体質は今も昔も変わらない」と主張している。
今年に入り、複数の地方議会で国民党の議長が贈収賄の罪で起訴されるなど不祥事は国民党にも発覚している。台湾師範大学の范世平教授は「国民党は民進党批判の際、噂や疑惑だけを述べて証拠がないことが多い。自分たちの問題には目をつむっているのは無責任だ」と批判する。
地方と異なり、蔡英文政権高官の汚職による摘発事例は過去になく、「清廉」が党の精神だとする頼氏の主張を支持する向きは少なくない。世論調査の支持率では先週まで僅差が目立ったが、美麗島電子報の29日発表の調査では、頼氏40・2%、侯氏28・7%、第2野党、台湾民衆党の柯文哲前台北市長(64)が18・4%だった。頼氏のリードが広がっている。
一方、新型コロナウイルス禍に伴う生活苦などから一部では与党への不満も広がる。国民党の腐敗追及もあり、立法委員選では定数113の過半数に届かない可能性が高い情勢だ。台湾では2000年以降、2期8年ごとに政権交代が起きており、頼氏が侯氏を振り切れるかが注目される。
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