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台湾・総統選、野党分裂で与党が優位 三つどもえで本格スタート 본문

Guide Ear&Bird's Eye/대만정부-中華民國(中國)

台湾・総統選、野党分裂で与党が優位 三つどもえで本格スタート

CIA bear 허관(許灌) 2023. 11. 29. 06:55

記者会見する台湾総統選の民主進歩党(民進党)候補、頼清徳副総統=20日、台北(ロイター=共同)

 

来年1月13日投開票の台湾の総統選挙は24日、立候補届け出が締め切られ、選挙戦が本格的にスタートした。与党、民主進歩党からの政権交代に向けて最大野党、中国国民党と第2野党、台湾民衆党が目指した候補一本化の協議は決裂。野党の分裂により選挙戦は、民進党候補の頼清徳副総統(64)が優位に進めるとみられる。

頼氏のほか立候補を届け出たのは、国民党の侯友宜(こう・ゆうぎ)新北市長(66)と民衆党主席の柯文哲(か・ぶんてつ)前台北市長(64)。選挙戦は三つどもえの構図で、各種世論調査の支持率では頼氏が4割弱で首位を走り、侯氏と柯氏が2割前後で追う展開だ。

国民党と民衆党は10月以降、統一候補の擁立を目指して協議。23日も調整したが、物別れとなった。柯氏は24日午前、中央選挙委員会で立候補を届け出た後、「少子高齢化や労働者不足などを解決し、若者のために台湾の未来を取り戻す」と強調。その後届け出た侯氏は「厳しい戦いになるが、台湾を良くするために最後まで戦い抜く」と語った。

頼氏は21日に立候補手続きを済ませている。この際、「親中の道を歩まない。国際社会の一員としてしっかり責任を果たしたい」と語った。

副総統候補にはそれぞれ、頼氏が駐米台北経済文化代表処(大使館に相当)代表を務めた蕭美琴(しょう・びきん)氏、侯氏は国民党の元立法委員(国会議員)で著名なテレビキャスターの趙少康氏、柯氏は女性実業家でもある立法委員の呉欣盈(ご・きんえい)氏を選んだ。

選挙戦の主要な焦点の一つは中国政策。頼氏は日本や米国との関係を重視し、中国と距離を置く一方、野党2候補は中国との関係改善を訴えている。頼氏の21日の「親中の道を歩まない」との発言に対し、野党は「戦争をあおっている」と批判している。

無所属の出馬に必要な署名を集めた大手企業、鴻海精密工業の創業者、郭台銘氏は24日、不出馬を発表した。「政権交代実現」に向け野党票の分裂回避を理由にしているが、支持率低迷のほか、中国当局が鴻海の現地企業を税務調査し、圧力をかけたとされることも関係しているとみられる。今後は郭氏の支持層の動向も注目される。

 

26日午後、台湾東部の花蓮県で開かれた民進党支持者集会に出席した総統選候補の頼清徳氏(右)と蕭美琴(しょう・びきん)氏(民進党提供)