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「北風」=北の威嚇が有利に働く時代は過ぎ去り… 軍事境界線近くの「安保一番地」ルポ 住民が多様化、争点も多様化 본문
「北風」=北の威嚇が有利に働く時代は過ぎ去り… 軍事境界線近くの「安保一番地」ルポ 住民が多様化、争点も多様化
CIA Bear 허관(許灌) 2016. 4. 7. 21:44
住民の多様化が進む坡州市。各候補のスローガンに安保問題はない=6日(藤本欣也撮影)
13日投開票の韓国総選挙では経済、福祉、政治改革などが主な争点になっている。その一方で核実験やミサイル発射などを強行する北朝鮮問題について、声高に論じられることはない。南北軍事境界線に隣接し、「安保一番地」と称される京畿道(キョンギド)・坡州(パジュ)市の選挙区を訪ねた。(坡州 藤本欣也)
ソウルから車で50分も走ると、道路沿いにゴルフ場の巨大看板が見えてきた。その脇には、迷彩を施した遮蔽物と塹壕があって、この地が軍事境界線に近いことを思い出させてくれる。
坡州市は人口約41万人(2013年)で、中心部から板門店(パンムンジョム)まで二十数キロ。父親が軍人だった女優チェ・ジウの出身地でもある。
「確かに“北風”(北朝鮮による威嚇などの行為)が保守に有利に働いた時代もあった。でも今はね-」
2つ(甲と乙)ある市内の選挙区のうち「坡州・乙選挙区」から出馬した与党、セヌリ党の黄震夏(ファン・ジンハ)事務総長(69)の選挙事務所で、補佐官を務める柳鍾九(ユ・ジョング)氏は苦笑しながら答えた。
4期目を目指す黄氏は軍人出身で、国会の国防委員会委員長も務めた安保の専門家。それなのに選挙戦では北朝鮮対策について強く訴えていない。その理由を質問してみたのだ。
市によると、坡州は近年、ソウル近郊のベッドタウンとして開発が進み、2000年以降だけで人口は2倍に急増。「若年層の流入で有権者の意識が多様化した」(柳氏)という。
それに伴い、“北風”の影響も変わっていく。1990年代までは北朝鮮情勢が悪化し、安保が選挙の争点になると、北に融和的な左派陣営に不利に働いた。しかし2000年以降はその方程式が崩れていった。
実は、こうした傾向は全国的なものでもある。北朝鮮による韓国哨戒艦撃沈事件があった10年の地方選は左派系の野党が勝利した。「与党か野党か」の選択を「戦争か平和か」の構図に置き換えて有権者に迫った野党の戦略が奏功したとされる。柳氏は「今や安保が与党に有利に働くか、野党に有利に働くか見通せない時代だ」と語る。
同選挙区では、野党候補のほか、保守系の前市長が無所属で出馬、保守票の分裂は避けられない情勢で、黄陣営が余計に神経をとがらせる背景となっている。
今回の総選挙について、金亨俊(キム・ヒョンジュン)明知大教授(政治学)は「与野党とも安保を決定的な争点とは見ておらず、慎重に扱っている状況だ」と指摘している
坡州市中心部から約15キロの地点にある臨津閣から望む臨津江=6日(藤本欣也撮影)
軍事境界線の近くで待機する韓国軍の自走砲=1日、韓国北部の坡州(聯合=共同)
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