「盧大統領が脳内出血」 ０４年の日韓首脳会談直前

 

韓国の故盧武鉉前大統領が在任中の２００４年１２月、鹿児島県指宿市で行った小泉純一郎首相（当時）との日韓首脳会談当日、直前に言葉が不明瞭になり、軽度の脳内出血を起こしていたことが後に分かったと、当時の側近が５日までに明らかにした。

　当時韓国大統領府の儀典秘書官を務めていた千皓宣氏が韓国のケーブルテレビに語った。

　両首脳は同年１２月１７日に会談した。千氏によると、会談約３０分前に盧氏が突然「私の言葉がおかしい」と言い始めた。千氏は「言葉が遅く、発音が不正確な症状が見られたが、しばらくして正常になった」と話した。

　回復した時間帯には言及せず、首脳会談時の状況は不明。診断の経緯も明かさなかったが、後に非常に軽度の脳内出血だったと聞いたという。（共同