中国の李強首相「必要な支援提供」 能登半島地震の犠牲者に哀悼

中国の李強首相

中国の李強首相は３日、能登半島地震を受けて岸田文雄首相に犠牲者への哀悼を示す見舞い電を送り「日本の災害救援に必要な支援を提供したい」と表明した。国営通信新華社が伝えた。

李氏は「犠牲者に深い哀悼の意を示し、遺族と負傷者に心からのお見舞いを申し上げる」とした上で、「被災者が一日も早く困難を克服できると信じている」と強調した。

３日付の中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報は「地震の救助活動は時間との闘い」と１面トップで報道。社説では犠牲者に哀悼の意を示しつつ、東京電力福島第１原発処理水の海洋放出に絡めて「原発の安全性への懸念」を訴えた。

一方、中国外務省の汪文斌副報道局長は３日の記者会見で、羽田空港で日航機と海上保安庁の航空機が衝突、炎上した事故に関し「死者に哀悼の意を表し、負傷者にお見舞いを申し上げる」と述べた。（共同）