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天皇陛下、恒例の田植え臨まれる 皇后さま、赤十字活動おねぎらい 본문
天皇、皇后両陛下は10日、南北朝時代の後亀山天皇の没後600年となる19日の式年祭を前に、皇居・御所で岡野友彦・皇学館大文学部教授から後亀山天皇の事跡について説明を受けられた。
皇后さまは10日、皇居の紅葉山御養蚕所で、「御養蚕始の儀」に臨まれた。
天皇陛下は14日、皇居内の生物学研究所脇にある水田で田植えに臨まれた。4月にまいた種もみから育てたうるち米の「ニホンマサリ」ともち米の「マンゲツモチ」の苗計20株を1株ずつ植えられた。
皇后さまは15日、東京都渋谷区の明治神宮会館を訪れ、名誉総裁を務める日本赤十字社主催の全国赤十字大会に臨席された。名誉副総裁の秋篠宮妃紀子さま、常陸宮妃華子さま、寬仁親王妃信子さま、高円宮妃久子さまも同席された。
大会では、今年1月の能登半島地震の被災地で炊き出しなどに取り組んだ金沢市の女子大学生や、パレスチナ自治区ガザで医療支援を行った看護師の女性らが活動について報告。終了後の懇談で、皇后さまは女子大学生に「(地震で)揺れたと思いますが、どうでしたか」と言葉をかけ、気遣われたという。また、看護師の女性には「体に気をつけて今後も活動してください」と語りかけられた。
宮内庁によると、4月に日赤に就職した両陛下の長女、敬宮愛子さまは当日、大会の運営スタッフとして会場内の誘導や案内をされたという。
大会に先立ち、天皇ご一家は13日、御所で、日赤の清家篤社長らからこの1年の活動について聞かれた。皇后さまは質問を交えながら、熱心にメモを取られていたという。
愛子さまは11日、初めてとなるお一方での公務で、千代田区の国立公文書館を見学された。「夢」をテーマにした平安文学に関する展示を、愛子さまは眼鏡をかけて熱心にご覧に。源氏物語の注釈書に関心を示し、説明役の担当者に質問を重ねられた。また、枕草子で夢占いについて書かれた箇所に注目し、「夢占いは現代でもありますよね」と述べられたという。