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G7広島サミット -3日目-(セッション8~9) 본문
令和5年5月21日、広島県を訪問している岸田総理は、G7広島サミットに出席しました。
総理は、ウクライナのヴォロディミル・ゼレンスキー大統領のゲスト参加を得て、ウクライナ情勢を議題としたセッション8に出席し、続いて、平和と安定への挑戦を議題としたセッション9に出席しました。
G7広島サミット
(セッション9「平和で安定し、繁栄した世界に向けて」概要
5月21日午前12時から約90分間、G7広島サミットのセッション9「平和で安定し、繁栄した世界に向けて」が開催され、G7首脳、8か国の招待国首脳、ゲストとして参加したゼレンスキー・ウクライナ大統領の間で、ウクライナ情勢を始め、国際社会が直面する平和と安定への挑戦にどのように対応すべきか議論が行われたところ、概要以下のとおりです。
- 岸田総理から、世界のどこであれ、力による一方的な現状変更の試みは認められない旨強調した上で、ロシアによるウクライナ侵略を一日も早く終わらせ、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜いていく必要性を強く訴えました。また、岸田総理から、国際社会の平和を確保するためには、厳しい安全保障環境を踏まえつつ、「核兵器のない世界」の実現に向けた現実的な取組を進めることも重要であり、ロシアによる核の威嚇は断じて受け入れられず、ましてやその使用はあってはならない旨述べました。
- ウクライナ情勢に関し、各国首脳からは、ロシアによるウクライナ侵略がもたらしている人的被害やエネルギー、食料不安の増大を含む世界経済への悪影響につき、深い懸念が表明されました。
- 各国首脳は、インド太平洋やアフリカを始め、国際社会が抱える様々な平和と安定に関する諸課題について議論を交わし、以下の点が重要であるとの認識を共有しました。
- 全ての国が、主権、領土一体性の尊重といった国連憲章の原則を守るべきこと
- 対立は対話によって平和的に解決することが必要であり、国際法や国連憲章の原則に基づく公正で恒久的な平和を支持するということ
- 世界のどこであっても、力による一方的な現状変更の試みを許してはならないこと
- 法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を守り抜くこと
また、複数の首脳から、「核兵器のない世界」に向けた現実的な取組の必要性や、安全保障理事会を含む国連の改革の必要性についても指摘がありました。
4.その上で、各国首脳は、こうした土台に立ち、引き続き対話を続け、国際社会が直面する平和と安定に対する挑戦に共に立ち向かっていくことを確認しました。
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