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「第2のチョ・グク」韓国法相が国民に陳謝、検察は息子を聴取 본문

-미국 언론-/일본 언론

「第2のチョ・グク」韓国法相が国民に陳謝、検察は息子を聴取

CIA Bear 허관(許灌) 2020. 9. 14. 18:43

10日、ソウルで開かれた閣議に出席した韓国の秋美愛法相(聯合=共同)

韓国の秋美愛(チュ・ミエ)法相は14日までに、息子が兵役中に特別待遇を受けたとの疑惑をめぐって「ご心配をかけ、申し訳ない」と国民に向けて交流サイトで初めて陳謝した。野党がそろって辞任を迫る中、疑惑を否定し、「検察改革を成し遂げる」とも表明。法相として検察へのテコ入れを続ける考えを示した。

 韓国の聯合ニュースは14日、ソウル東部地検が13日に疑惑をめぐって秋氏の息子を事情聴取したと報じた。地検は1月に野党の告発で捜査に着手したが、捜査が遅々として進んでいないとの批判を受けていた。

 ただ、秋氏は、文在寅(ムン・ジェイン)政権の高官への捜査を進めてきた検察幹部を大幅に入れ替える人事異動を断行しており、政権側に不都合な捜査は公正には進まないとの見方が保守層などで根強い。

 焦点となっているのは、秋氏が与党代表だった2017年、兵役中だった息子が計23日間の病気休暇を取得した際、秋氏側の介入で必要な手続きを経ずに休暇が延長されたとの疑惑だ。

 秋氏は、交流サイトへの投稿で「息子は入隊前、ひざの手術を受けたが、母親が政治的に非難されるのを心配し、進んで入隊した」と説明。軍の規定を破る理由は全くなく、検察の捜査結果を「私は黙々と待っているだけだ」と主張した。「検察改革に揺らぐことなく責任を果たすことが国民の意思であり、必ず成し遂げる」と締めくくった。

 前任のチョ・グク被告が娘の不正入学疑惑などで世論の猛反発を浴びて辞任し、在宅起訴されたのと同様、親の権威で兵役中に特別扱いされたとの疑惑は、若者層やその親の世代の反発を買いやすい。文大統領の支持率低迷を招いているとも分析されている。秋氏の問題が長引けば、文政権のアキレス腱(けん)ともなりかねない。

【ソウルからヨボセヨ】今度は「オンマ・チャンス」 またも法相スキャンダル

韓国の秋美愛法相=10日、ソウル(聯合=共同)

韓国の全ての父母にとって子供の受験は人生最大の関心事だが、男の子については兵役が心配のタネだ。国民皆兵の徴兵制で男子は20歳前後になるとみんな入隊しなければならないが、少子化で大事に育てられた男の子が厳しい軍隊生活に耐え、無事除隊してくるのか大いに気になる。

 だから入隊・除隊にはママ付き添いだし、入隊中でもママにしょっちゅう電話し、部隊長もママ対策が大きな課題になっている。精強をうたわれた韓国軍の頭の痛い内情だが今、この軍隊生活をめぐる息子の甘えとママの過保護が文在寅(ムン・ジェイン)政権を揺るがしている。

 政権の中心閣僚である秋美愛(チュ・ミエ)法相(女性)の息子が軍隊生活の際、配属や休暇などで特別待遇を受けていたという“疑惑”が大きな政治問題になっているのだ。「オンマ(母)のおかげでいい思いをした」という意味で「オンマ・チャンス」と皮肉られているが、これは昨年、娘の不正入学疑惑で「アッパ(父)・チャンス」といわれたチョ・グク前法相のパロディーだ。

 受験と兵役をめぐる権力層の不正疑惑は世論を最も刺激する。前法相に次いで現法相の辞任は不可避かもしれない。これでは「公正・平等・正義」を看板に庶民代表を自称してきた文政権も台無しである。(黒田勝弘)