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バイデン氏は「韓国と親しい」? メディアは接点強調、北は罵倒歴も 본문
米大統領選で民主党のバイデン前副大統領の当選確実が報じられたことを受け、韓国メディアは8日、バイデン氏の過去の言動から韓国に対する「親しさ」を探ろうとする記事を配信した。
韓国の聯合ニュースは、バイデン氏が最近、聯合に寄せた寄稿で、米韓を朝鮮戦争(1950~53年)という「血で結ばれた同盟」と表現したことに着目。米上院議員時代に「韓国に友好的な議会活動」をしたり、何度か韓国を訪れたりした点を強調して伝えた。
バイデン氏は副大統領時代の2013年12月の訪韓で、孫とともに北朝鮮との間の非武装地帯(DMZ)を訪れたことがある。今回の寄稿でも「朝鮮半島の分断と離散家族の痛みを感じた」と当時を振り返った。
当時、韓国の大学でも演説し、「北朝鮮は核兵器を追求する限り、決して安全と繁栄を享受できない」と訴えた。
上院外交委員長として訪韓した01年には、当時の金大中(キム・デジュン)大統領と、昼食会でネクタイを交換し合った逸話も残っている。バイデン氏が「ネクタイが格好いい」とほめると、金大中氏がその場でネクタイを外してプレゼントしたという。
半面、現在の文在寅(ムン・ジェイン)政権には、当時ほどには深い人脈がないとされ、今後、接点づくりに奔走することになりそうだ。
一方、北朝鮮は昨年11月、バイデン氏が米朝首脳会談を「テレビ用だ」と批判したことに対し、国営メディアで「狂った犬」などとあしざまに罵倒したことがある。バイデン氏は「独裁者の金正恩(キム・ジョンウン)は私を好きではないようだ。侮辱を栄光の勲章と思う」と応じていた。
金正恩氏は、経済難など逼迫(ひっぱく)した現状の打開策として、トランプ大統領とのトップ交渉に賭けてきただけに、全面的な外交戦略の見直しを迫られることになる。
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